六本木から坂を下って10分、大使館と老舗の家族経営の店が同じ歩道を分け合う、村のようなスケールの商店街です。麻布十番は江戸時代から東京の富裕層に煎餅やたい焼き、そばを売ってきました。その端に麻布台ヒルズのタワーが開業したことで、低層の路地とそれを囲むガラスの対比はいっそう際立っています。1920年代創業の和菓子屋の隣にフランス系のパン屋、その隣に銭湯という、ほかの街にはなかなかない混ざり方をしています。
駅から通りを端まで、食べ歩きしながら進み、それから裏通りへ上がって小さな寺や麻布台ヒルズの展望スペースへ。六本木の夜を品よく締めくくるにはうってつけの方法です。
ヒント
- 浪花家総本店は1909年からたい焼き(あんこ入りの魚型の菓子)を焼き続けていて、行列の進みは速いです
- 店内で焼き上げるたぬき煎餅のおせんべいが、地元の手土産の定番です
- 8月下旬の納涼まつりでは、全国各地の屋台が通りを埋め尽くします