吉祥寺は「住みたい街」ランキングで毎回トップに立つ街で、20分歩けばその理由がわかります。駅の南口を出ると、商店街がそのまま井の頭公園へと下っていきます。桜に囲まれた池では、島に祀られた弁財天がカップルを別れさせるという言い伝えをものともせず、恋人たちがスワンボートを漕ぎ、小道は森を抜けてジブリ美術館へと続いています。北口側は密度が高く商業的です。アーケードのサンロード、百貨店、そしてハーモニカ横丁。幅1メートルにも満たない路地が碁盤の目のように走るこの一角では、闇市の屋台が100軒もの小さなバーや餃子のカウンター、有名なワインバーへと姿を変えました。
まずは七井橋通りの店でコーヒーを買って、歩いて公園へ。美術館は前月10日に発売される事前予約制のチケットが必要ですが、計画する価値は十分にあります。それから北口に戻り、メンチカツの行列が地元の名物になっている精肉店さとうでランチどきの列に並びましょう。5時になると横丁が埋まり始めます。吉祥寺は、最良の意味での郊外です。のんびりとして緑が多く、自らここを選んだ人々であふれています。
- 桜の下、井の頭池でスワンボートを漕ぐ
- ハーモニカ横丁の煙の中で立ち飲みする
- 1か月前に予約したチケットを手に、公園を抜けてジブリ美術館へ
- さとうの和牛メンチカツの行列に並び、通りで頬張る
- 中道通りの雑貨店や家具店をのぞく
- JR中央線快速、新宿から(吉祥寺駅、15分)
- 京王井の頭線、渋谷から(吉祥寺駅、17分)
吉祥寺のスポット
4件のスポットハモニカ横丁
ハモニカ横丁は吉祥寺駅北口にある、幅1メートルほどの路地が集まる一角で、小さな店先が並ぶ様子をハーモニカの吹き口に見立てた作家によって名付けられました。戦後の闇市として始まり、1990年代には廃れかけましたが、ある飲食店主が空き店舗をバーに…
三鷹の森ジブリ美術館
三鷹の森ジブリ美術館は、井の頭公園のはずれの森の中に宮崎駿が設計した美術館で、「迷子になろうよ、いっしょに。」をキャッチフレーズに2001年に開館しました。矢印も決まった順路もありません。その代わりに、らせん階段、子どもが乗り込めるネコバス…
井の頭恩賜公園
井の頭恩賜公園は、かつて江戸の飲み水をまかなった湧き水の池を囲む38ヘクタールの公園で、1917年に日本初の郊外公園として開園しました。吉祥寺が「住みたい街」ランキングで上位に選ばれ続ける理由でもあります。桜の木々が水面に枝を垂らし、小さな…
吉祥寺さとう
さとうはハモニカ横丁のはずれにある精肉店で、松阪牛と玉ねぎで作るメンチカツを通りに面した窓口で注文ごとに揚げており、1980年代から店の前には行列が絶えません。この行列自体が吉祥寺の名物で、一度も買ったことがない人でさえ、列の長さで街の空気…