浅草は、生き残った東京です。645年創建の浅草寺は1945年の空襲の後に再建され、周囲の街は東京の大半が高層化していく中で、かつての商人の町の低層で店舗兼住宅が連なる町並みを守ってきました。雷門から続く250メートルの参道、仲見世通りは、300年にわたって参拝者に煎餅や扇子、あんこの菓子を売り続け、今も地下足袋姿の人力車の車夫が観光客に声をかけるリズムの中で商いを続けています。本堂の裏手には日本最古の遊園地、浅草花やしきがあり、その西側の通りには芸者の置屋、1950年代からの映画館街、そして5代にわたって同じレシピで揚げ続ける天ぷら屋が並びます。
寺は混雑していると同時に素晴らしい場所なので、時間を選びましょう。境内が地元の人と鳩のものである夜明けに来るか、提灯に灯がともり、仲見世のシャッターに描かれた絵が姿を現す7時以降に来るか。それから10分歩いてかっぱ橋で包丁や陶器を見て、吾妻橋を渡ってアサヒビール本社の金色の炎越しにスカイツリーを眺め、最後はホッピー通りの立ち飲み屋でビールを一杯。
- 雷門の大提灯をくぐり、仲見世通りを抜けて浅草寺へ
- 五重塔がライトアップされ、仲見世のシャッターが下りた夜にもう一度訪れる
- かっぱ橋道具街で食品サンプルを買う
- 明治より古い老舗で天ぷらやうなぎを食べる
- 隅田川を下る東京クルーズの水上バスでお台場へ
- 東京メトロ銀座線・都営浅草線(浅草駅)
- 東武スカイツリーライン(浅草駅)
- つくばエクスプレス(浅草駅、西側)
浅草のスポット
6件のスポットかっぱ橋道具街
漆の器や竹のせいろから、ネオンサイン、のれん、そして日本の飲食店のショーウィンドウに並ぶ不気味なほどリアルな食品サンプルまで、飲食店に必要なものなら何でも揃う店が800メートルにわたって続きます。かっぱ橋は1910年代から東京の厨房を支えて…
浅草寺
東京最古の寺の歴史は628年、2人の漁師が隅田川から金色の観音像を引き上げたことに始まります。現在の建物は戦後の再建ですが、その配置は江戸の参拝者が知っていたものと同じです。巨大な赤い提灯を掲げた雷門、仲見世の店の連なり、宝蔵門、そして本堂…
ホッピー通り
浅草寺の西、100メートルほどの通りで、開け放たれた居酒屋が昼どきからプラスチックの椅子を歩道まで並べています。名前の由来は、1948年に生まれたビールテイスト飲料「ホッピー」で、地元の人はこれを安い焼酎で割って飲みます。どの店も今もこれを…
仲見世通り
雷門から浅草寺までの250メートルの参道は日本で最も古い商店街のひとつで、1600年代後半に店主たちがここでの商いを許されたのが始まりです。約90軒の店が、焼きたての煎餅、あんこ入りの人形焼き、扇子、着物の生地、木のこけし人形といった江戸の…
浅草花やしき
日本最古の遊園地は1853年に花園として開園し、今も浅草寺の裏手、街区ひとつ分ほどの敷地に観覧車、お化け屋敷、そして現役では国内最古のローラーコースターを詰め込んでいます。1953年製のコースターは、隣の家の壁すれすれを自転車ほどの速さでガ…
隅田公園
隅田川の両岸に細長く続く緑地で、18世紀に8代将軍が庶民の花見のために整備した堤に、600本の桜が植えられています。浅草側からは、アサヒビールの本社ビルとその金色の炎のオブジェの背後に東京スカイツリーがそびえ、300年にわたる都市づくりがひ…